メラビアンの法則とは何かを簡単にまとめてみた。

この記事を読むのに必要な時間は約 21 分です。







こんにちは、senaです。



今回は、心理学の話しをしてみたいと思います。

あなたは、メラビアンの法則という言葉は

聞いたことがありますでしょうか?



メラビアンの法則ってなに?




アメリカUCLA大学の心理学者 アルバート・メラビアンが
1971年に提唱した概念のことです。





人物の第一印象は、初めて会った時の3~5秒で決まり、
またその情報のほとんどを視覚情報から得ていると言う概念です。

メラビアンが提唱する概念において、
初対面の人物を認識する割合、
見た目 表情 しぐさ 視線等の視覚情報が55%、

声の質 話す速さ 声の大きさ 口調等の聴覚情報が38%、
言葉そのものの意味 話の内容等の言語情報が7%と言われています。


メラビアンの法則を正しく理解して、伝える力を飛躍させる方法



非言語のコミュニケーション、すなわち言葉以外の要素です。
声のトーン、大きさ、ボディランゲージや見た目の印象の重要性を
説いた法則として有名な、このメラビアンの法則ですが、

人は見た目が9割と言われる根拠にもなっている法則なのですが、
実は間違った解釈をされていることが多いです。

その間違った解釈を解いて、メラビアンの法則を上手に取り入れ、
コミュニケーション力を向上させながら、
伝える力を飛躍させる方法をお伝えします。


メラビアンの法則は別名でも呼ばれることがあります。




メラビアンの法則は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
の心理学名誉教授であるアルバート・メラビアンが、
著書『 Silent messages(邦題:非言語コミュニケーション)』
の中で発表した概念です。

コミュニケーションの際、話している内容と、
声のトーンや態度に矛盾があった際、
人はどんな受け止め方をするのか?ということを研究し、
法則化したものです。


7-38-55のルール

3Vの法則

などとも呼ばれています。


メラビアンの法則を理解してみましょう。



簡単な例を挙げますと、

・「楽しいね」と言葉で発している(言葉の内容)
・だけど、声のトーンが沈んでいたり、つまらなそうである(声の大きさや調子)
・カラダの状態はうつむき加減で、肩を落としている(体の状態やボディランゲージ)

この場合に、相手にどんな風に伝わるのでしょうか?
動画で解説している方が居ましたので、
貼っておきます。



メラビアンの法則によると、相手に伝わるのは、

言語情報(Verbal:7%):話の内容、言葉そのものの意味
聴覚情報(Vocal:38%):声の質・速さ・大きさ・口調
視覚情報(Visual: 55%):見た目・表情・しぐさ・視線

・・・という割合になっています。

いかに言葉で「楽しいね」(7%)と言っていても、

声のトーンや大きさがそれに矛盾したつまらなそうなものであれば、
それはつまらないと相手に伝わる割合が高く(38%)、

ボディランゲージや見た目がつまらなそうであれば、
さらにつまらないと相手に伝わる割合が高い(55%)、

ということを言っています。

この割合から、メラビアンの法則は

7-38-55のルールとも言われ、

言語情報=Verbal
聴覚情報=Vocal
視覚情報=Visual

の頭文字を取って、
3Vの法則とも言われています。


メラビアンの法則は非言語コミュニケーションの重要性を説いています。




話の内容そのもの(言語情報)よりも、
声のトーンや大きさ(聴覚情報)の方が
相手に伝わる影響力が大きい。(38%)

話の内容そのもの(言語情報)よりも、
ボディランゲージや見た目の印象(視覚情報)の方が
相手に伝わる影響力が大きい。(55%)

2005年に出版され100万部を超えるベストセラーとなった
竹内一郎さんの著書『人は見た目が9割』は、
このメラビアンの法則の解釈をベースに題名がつけられている、
と言われています。(38%+55%=93%)


メラビアンの法則の誤った解釈



この話の内容よりも、声のトーンや大きさ、
ボディランゲージの方が相手に伝わる影響力が
大きいというのは、

メラビアンの法則の誤った解釈であり、
誤解されています。

メラビアンの法則は、

・話の内容は7%しか相手に伝わらない。だから、内容以前に見た目が大切。
・いくら良い話をしても服装や表情次第で信用してもらえない。印象が悪くなる。
・話す内容よりも、声のトーンや大きさ(話し方のテクニック)が重要
・アイコンタクトやボディランゲージが大事
・服装などの見た目が重要、第一印象で決まる
・プレゼンでは、図式化したり、パワーポイントの作り方などの見せ方が大切



・・・こういったことの根拠として引用されたりしています。


就職活動の面接対策セミナーや、営業セミナー、
コミュニケーションのセミナー、自己啓発書、
話し方教室などの正当性にもこの法則が使われています。


でも、これらはメラビアンが行った本来の実験・研究とは
異なる誤解された解釈なのです。


メラビアンの法則の真実とは?




メラビアンの法則の7ー38ー55のルールは、
彼の実験・研究結果が誇張されて、勝手な解釈が加わっています。

メラビアンが行った実験は、

ある限定された状況下で行われたもの

という条件だったのですが、
この結果がどのような状況にも当てはまるかのように
一般化された状態になって拡がってしまっているのが実態です。



以下が、実際にメラビアンが行った実験内容です。

メラビアンが実際に行った実験内容



まず1つ目。

メラビアンが行ったのは、感情や態度(すなわち、好意や反感)
の伝達を扱う実験であった。

すなわち、一般的な会話や事実を伝える、
要望を伝える、指示命令をするなどの
コミュニケーションの場合は当てはまらないということです。


二つ目。

メッセージの送り手が、
どちらとも取れるメッセージを送った状況下での実験であったということです。


メラビアンの実験は、あくまでも
好意・反感などの態度や感情のコミュニケーションに於いて、
メッセージの送り手がどちらとも取れるメッセージを送った場合、
メッセージの受け手が声の調子や身体言語といったものを重視する
ということが導き出されたに過ぎません。

コミュニケーション全般において、
この法則が適用されるというような解釈は、
メラビアン本人が提唱したものとはまったく異なるということです。



好意の合計 = 言語による好意7% + 声による好意38% + 表情による好意55%

という等式は好意・反感などの態度や感情の
コミュニケーションを扱う実験から生み出されたものであり、
話者が好意や反感について語っていないときは、
これらの等式はあてはまらないと
メラビアン自身が論じています。


メラビアンの実験結果を踏まえての結論



好意や反感などの感情を伝えるコミュニケーション
という特定の状況下において、
言語情報と聴覚情報と視覚情報が矛盾した場合、

相手が重視するのは

言語情報:メッセージの内容が7%、
聴覚情報:声のトーンや口調が38%、
視覚情報:ボディランゲージや見た目が55%


であった。

これがメラビアンの法則の真実と言っていいのですが。


メラビアンが実験で確かめたかったのは、
「言語」「聴覚」「視覚」で矛盾した情報が与えられたときに、
人はどれを優先して受け止め、話者の感情や態度を判断するのか?
ということです。

そしてその結論は、

好き嫌いなどの感情的なコミュニケーションを取る場合、
言っていることと声のトーンやボディランゲージに矛盾がある時、
人は、発している言葉の内容よりも、
声のトーンやボディランゲージで表現されているものを
重視するということなのです。


ではメラビアンの法則では、言葉の重要性は低いの?




好意 嫌悪 中立をイメージする言葉を3つずつ設定します。

例えば、好意は、“honey”といったような言葉です。
これら9つの言葉を、好意 嫌悪 中立 の3つのイメージで、
それぞれを録音をします。

好意 嫌悪 中立 を表した表情の顔写真を1枚ずつ用意します。

録音と写真をさまざまに矛盾した組み合わせを作り被験者に示し、
それぞれについて被験者が最終的に、
好意 嫌悪 中立 のうちのどの印象を持ったかを質問します。

怒った顔の写真を見ながら不機嫌な声でありがとうという
好意的なメッセージを聞かされた際、
受け手側が、話し手側の感情を 好意 と判断したら、
「言葉」のインパクトが強い、と判断できます。


この様な実験を行ったのですが、
メラビアンはこの様に言及しています。

私の研究は誤解されている。コミュニケーションにおいて、
言葉の伝達力がたったの7%だなんて馬鹿げたことがあるわけがない。

視覚情報として示されるのは写真だけであり、表情などの動きなどはない。
言語情報も単語のみで、前後の文脈はない


この様に、メラビアン自身がこの実験結果を、
一般的なコミュニケーションには適用できないという発言をしています。


じゃあメラビアンの法則で伝える力を飛躍させるには何を重視したらいい?



メラビアンの法則は、コミュニケーションにおいて、
言語情報よりも非言語情報が重要である、
ということを説明するために一部だけを抜き出されて
使われている傾向があります。

最近であれば、中身よりも
見た目が大事ということの根拠として
用いられています。

これは確かに拡大解釈であり、
メラビアンの法則の実験結果の真実とは異なります。

では、メラビアンの法則の実験結果はどこを役立てたらいいのでしょうか。
役に立たない使えない法則なのでしょうか?


このメラビアンの法則を初めて聞いた時、
話の内容が7%というのはちょっとどうかと思うけれど、
話し方や声のトーン、見た目やボディランゲージも、
コミュニケーションを図るときには重要なんだなと納得したものです。

このメラビアンの法則の中には、
コミュニケーションの際の
伝える力を飛躍させるための重要なポイントが隠されていると
私は考えます。


3つのVを一致させる



3つのV(Verbal・Vocal・Visual)を一致させることで、
メッセージはあなたの意図通り、より正しく、強く伝わるようになります。

コミュニケーションを、「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」
に分けて捉えたことはメラビアンの大きな功績です。

効果的で伝わるコミュニケーションをするためには、
これら3つのVが互いに補完しあう必要があります。

そして、3つが全て一致する時、
伝わる力が格段にアップしますよね。

楽しい言葉を発して、楽しい感情を伝えたいのであれば、
楽しい話をする時は、楽しそうな声で、
楽しそうな身振り手振りで話をする。





その時、最も「楽しさ」が伝わるわけです。



これはコミュニケーションの基本ですが、
意識して出来るようになれば、
あなたのコミュニケーション力や伝える力は、
各段に飛躍します。


一方で、不一致や矛盾が発生した場合は、
受け手側は違和感を覚え、不信感が高まります。




これは、あなたがコミュニケーションの受け手である場合でも同じです。


例えば、部下の話を聞く時、
他のことをしながら適当な相づちを打って曖昧な返事をしていると、
部下のあなたへの不信感がどんどん高まっていきます。

俺はきちんと話を聞いているのに、部下がなかなか信頼してくれない・・・
という方は、是非、「聴覚情報」や「視覚情報」も意識してみると、
受けての反応が変わるかもしれませんね。


非言語コミュニケーションを上手く使う



見た目が9割はメラビアンの法則の拡大解釈ですが、
内容だけでなく、話し方や態度にも注意を払うことが重要である、
というのは的を得ています。

非言語コミュニケーションの重要性を指摘したことは、
メラビアンの功績ですが、

9割という数値化はできませんが、
非言語コミュニケーションは間違いなく、
伝える力に大きな影響を及ぼしています。

その意味では、プレゼンの仕方や話し方、
身だしなみ、ボディランゲージを学び、
伝えるスキルを高めることは意義のあることだと言えますね。


発信するメッセージの質を高める



コミュニケーションはやっぱり、
メッセージ(言語情報)があって成り立つものです。

非言語コミュニケーションが重要とは言っても、
メッセージの質を高めることは必要不可欠です。

コミュ二ケーションの一つの目的はメッセージを伝えること。
メッセージ自体が弱いものや意味のないもの、価値のないものであれば、
いくら非言語コミュニーションを強化しても、
相手に伝わりませんし、記憶に残りません。

特に、プレゼンなどのコミュニーションは、
このメッセージ(言語情報)がとても重要ですよね。

メッセージの質を高め、
その上で非言語コミュニケーションも強化していけば、
伝わる力は圧倒的に飛躍していくはずです。


メラビアンの法則を人に説明する場合



メラビアンの法則を人に説明する場合は、
メラビアンの法則をこんな風に引用すると、
良いかと思います。

コミュニーションの有名な法則で、
メラビアンの法則というものがあります。

これは、相手にメッセージを伝える時、

言語情報(言葉)が7%、
聴覚情報(話し方等)が38%、
視覚情報(見た目・ボディランゲージ)が55%の重要度を持っている、という法則です。

これはかなり限定された状況下での法則ですが、
単に話す内容だけでなく、
話し方や見た目、ボディランゲージにも意識を向けたほうが
効果的だと言うことですね。

ですが、基本はやはりメッセージそのものの力ですので、
メッセージ(言語)をとにかく磨いてください。

その上で、話し方や見た目、ボディランゲージにも意識を向ければ、
よりそのメッセージは強く、正しく伝わります。

メラビアンの法則は間違った解釈をされ、
広く知れ渡ったと言われています。

見た目が一番重要
話の内容よりも喋り方のテクニックが重要


こういう認識は誤った解釈です。


ウィキペディアにはこう書いてあります。

この内容が次第に一人歩きをし、
この法則から 見た目が一番重要、
あるいは 話の内容よりも喋り方のテクニックが重要
という結論が導き出されると言う解釈が有名になっている。
就職活動の面接対策セミナー、営業セミナー、
自己啓発書、話し方教室などでこの解釈がよく用いられる。

ただしこの実験は
「好意・反感などの態度や感情のコミュニケーション」において
「メッセージの送り手がどちらとも取れるメッセージを送った」場合、
「メッセージの受け手が声の調子や身体言語といったものを重視する」
という事を言っているに過ぎない。

よって単に事実のみを伝えたり要望をしたりする
コミュニケーションの場合には触れておらず、
コミュニケーション全般においてこの法則が適用されると言うような解釈は
メラビアン本人が提唱したものとは異なるもの(通俗心理学)である。

出典元:ウィキペディア メラビアンの法則 より



このメラビアンの法則ですが、
あなたは正しい解釈をされてましたか?

本来の解解釈は、限られた条件下でのみ成立する法則であるのに、
現代の解釈は、条件に関係なくコミュニケーション全般において成立する法則

といった認識で拡まってしまっているというところです。


メラビアンの法則を誤って解釈している人に認識を改めさせる必要はない




実験内に限らず、普段の何気ない会話においても
見た目の優劣や、素振りの有無で、
話の内容の伝わり方が変わってくるというのは事実です。

メラビアンの法則を、誤解して人に伝えている人に、
誤解していると主張したところで、
相手の気分を害するだけかもしれません。

ですので、現代風の解釈を、誤解ではなく、
意訳や派生位に捉えた方が、波風立てずに済むかもしれませんね。


メラビアンの法則に基づいた第一印象の変え方




この法則に基づいて、
第一印象を変えて印象付ける方法として、

言語情報を変える ⇒ 普段遣わない言葉を使う、方言を披露
聴覚情報を変える ⇒ 突然奇声を発してみる、超早口に挑戦
視覚情報を変える ⇒ あり得ない服装で登場、突然丸刈り


どれも、相手から見ればインパクト十分な印象変化だと思いますが^^;

話す前に伝わるのは視覚のみですので、
3つの情報に優劣をつけるとすれば、
やはり見た目の変化が、一番大きいように思います。


メラビアンの法則 総括




見た目の印象が大事なのは、明らかなのですから、
まずは、見た目を大事にしていきましょう。


表情ボディランゲージ、ですね。


次に、

声のトーン喋り方ですね。


最後に、言語情報である言葉です。


自分の気持ちをより的確に相手に伝えたい場合は、
この3つを全て揃えて、
しっかり伝えていきましょう。


日本人の信条は察しと思いやり




アニメ エヴァンゲリオンで、

ドイツからやってきたアスカが、

鍵の無い襖だけで部屋を区切る、

日本人の警戒心の無さに驚くシーンがあります。





ミサトさんがその様子を見て、

日本人の信条は察しと思いやりよ。

と言う1コマがありますが・・・。



男は黙って背中で語れ 

などもそうですが、


日本人は、大人しい国民ですので、

言語情報以外の、


声のトーンや、喋り方、

ジェスチャーなどの伝達情報が

乏しい傾向にあると思います。



メラビアンの法則にあるように、

相手に自分のメッセージを強く伝えたい場合、

聴覚情報や視覚情報にも訴えて、

3つのVを揃えて、

発信していくことが重要と言えそうです。


以上、メラビアンの法則についてでした。



参考にされてください。






sena.






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